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インフルエンザが冬に流行する理由とは

2020年06月03日

冬の季節になると流行り出すのがインフルエンザです。
まるで春の桜前線が南から徐々に北に上がってくるように、インフォームドの流行も南から徐々に北へと移り、ニュースを賑わせます。
しかし、どうして冬になるとインフルエンザは流行り出すのでしょうか。

インフルエンザ菌(正確にはウイルス)は1種類だけではなく複数存在しています。
そのためワクチンを注射しても、該当する菌のワクチンでないと効き目は半減してしまいます。
また、冬に大流行し夏には流行しませんが、夏にインフルエンザ菌が存在していないというわけではありません。
では、なぜ夏には流行せず、冬にだけ流行するのでしょうか。

この理由はいくつか考えられますが、一つは人間の免疫力が夏よりも冬のほうが弱くなってしまうからです。
これは流感が夏よりも冬に流行るのと同じ理由です。
免疫力が低下すると、菌やウイルスに対する抵抗力も弱くなってしまいます。
夏の間はインフルエンザや流感に対して抵抗していた身体が、免疫力が下がることによって抵抗しきれなくなってしまうわけです。

では、なぜ冬になると免疫力が低下してしまうのでしょうか。
その理由は、身体が冷えることで、免疫細胞である白血球の働きが低下してしまうからです。
そのため冷え性の方は特に注意が必要で、身体を冷やさないようにしなければなりません。
体温が37度前後のときに最も免疫細胞が活発に動くので、寒い冬の間は部屋の中をいつも温かにしておくことや、少し温めのお風呂にゆっくり入って、身体を温めるようにすることが大切です。

また、インフルエンザが冬に流行しやすい理由として、もう一つ重要なことがあります。
それはインフルエンザ菌そのものが、冬の環境を好むということです。
もう少し詳細に説明すると乾燥した環境を好むということです。
夏は湿度が高く常にむしむししていますが、冬はからっと乾燥しています。
そのためインフルエンザ菌を冬に好んで活発に活動し始めるのです。

インフルエンザ菌が好む環境の詳細

インフルエンザ菌がなぜ冬の乾燥した環境を好むのか、その理由についてもう少し詳細に説明しましょう。
インフルエンザ菌は人間の細胞に寄生することで生き続けることができます。
つまり、人間の細胞に感染していないと生き続けることができません。

ところで、人から人へと感染するときは、咳などをによって保菌者の体内から一旦インフルエンザ菌が外へ出ることなります。
インフルエンザ菌は短時間であれば空気中に漂い、生き続けることができます。
そしてその空気中に漂っているインフルエンザ菌が別の人が口から吸ってしまうことで感染します。

その際、夏は湿度が高いために、インフルエンザ菌が湿気と一緒に下に落ちてしまいますが、冬は空気が乾燥しているために空気中により長く漂いやすくなります。
これが冬に流行しやすくなるもう一つの理由なのです。

そのため冬の時期に大切なことは、まず部屋の中にインフルエンザ菌を持ち込まないように、玄関で上着やコートをはたき、すぐにうがいと手洗いを行うこと、そして部屋の中をインフルエンザ菌が好む空気が乾燥した状態にしなように、加湿器や洗濯物も干したりすることで部屋の湿度を上げることが重要です。

目に見えないものを相手にしているので、完全に防ぎきることは難しいことです。
しかし、感染リスクを下げることは可能です。
感染してしまうと、生活に大きな支障をきたしますし、場合によって命の危険に至ることもあります。
そのため意識的に感染しないようにすることはとても大切なことです。

また、インフルエンザが流行する理由はまだまだわからないことも多いようですが、免疫力をあげる生活、あるいは免疫力を下げない生活を心掛けることも大切です。

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