• ホーム
  • 風邪の初期症状とは違うインフルエンザの症状

風邪の初期症状とは違うインフルエンザの症状

2019年08月15日
クシャミをする女性

毎年冬になると、風邪やインフルエンザが大流行します。
両者ともウイルスの感染によって引き起こされる呼吸器系の病気なので、発熱・のどの痛み・咳・くしゃみ・鼻水などの症状が出ます。

一般的にインフルエンザの場合には何日も高熱が続き、筋肉痛や関節痛、結膜炎などを引き起こす場合があるので、風邪と見分けることができます。
ただし、普通の風邪でもインフルエンザのように一時的に38℃以上の高い熱が出たり、リンパ節の腫れや関節痛などの症状が出る場合があります。

風邪はインフルエンザのようにある決まったウイルスではなく、いろいろな種類のウイルスまたは細菌によって引き起こされる病気です。
病原体の種類によって高熱が出たり、喉が腫れて声が出なくなってしまったり、下痢などの消化器系の症状が出るなどの多くのタイプが存在します。
風邪をひくと毎回違う症状が出るのは、病原体のタイプが異なることが原因です。
これに対してインフルエンザは特定のウイルスによって引き起こされるため、同じような症状が出ます。

風邪もインフルエンザも個々の症状を比較するとよく似ています。
それでもインフルエンザが風邪と大きく異なる点は、初期症状として息苦しさを感じることです。
インフルエンザウイルスは気管支だけでなく肺でも増殖します。
そのためインフルエンザの初期症状として、話をすることもできないほど息が苦しくなります。
普通の風邪であればウイルスまたは細菌が肺で増殖することはないため、高熱が出たとしても息苦しさを感じることはありません。

風邪もインフルエンザも呼吸器系の病気なので、似たような初期症状が出ます。
それでもインフルエンザは風邪よりも重篤な症状になりやすいので、発病した際は注意が必要です。
これに対して、普通の健康な人であれば風邪で重篤な症状が出ることはほとんどありません。
それでも普通の風邪はインフルエンザのように強力な免疫を獲得することができないため、何度でも罹患してしまいます。

風邪もインフルエンザも自然治癒が可能?

風邪やインフルエンザの原因は、呼吸器系の細胞に感染して増殖するウイルスです。
細菌性の風邪もありますが、大抵はウイルスによって引き起こされます。
ウイルス性の病気に罹患した場合には、人体の免疫力によって病原体を排除することで病気が自然治癒します。
ウイルスには抗生物質が効かないため、人体の免疫細胞や抗体によって自然治癒するのを待たなければなりません。

健康な人であれば、風邪もインフルエンザも人体の免疫機構によってウイルスを排除することができるため、自然治癒が可能です。
風邪やインフルエンザのウイルスはB型肝炎やヘルペスウイルスのように感染が続くことがなく、完全に病原体を排除することで完治することが可能です。

高齢者や免疫力が弱っている人、慢性疾患に罹っている場合を除いて、風邪やインフルエンザにかかっても自宅療養で自然治癒することができます。
注意すべき点として、風邪の場合は1~2日程度で熱が下がりますが、インフルエンザは3日以上にわたり高熱が続くため、肺炎になるリスクが高いことです。
そのため、高齢者や他の病気で免疫力が弱っている患者は入院をしなければなりません。

風邪の場合は熱が下がればウイルスがほぼ死滅しているため、外に出ることができるようになります。
これに対してインフルエンザの場合は、熱が下がって治癒したように感じても数日程度はウイルスが体内に存在しているため、他の人に感染させてしまう危険性があります。

基本的にインフルエンザも基本的に自然治癒が可能な病気です。
インフルエンザが風邪と異なる点として、熱が下がって症状が治まった後でも他の人に感染させる可能性があります。
このため、自然治癒して元気になったように見えたとしても、数日間程度は外に出たり他の人に会うのを避ける必要があります。

関連記事
インフルエンザが冬に流行する理由とは

冬の季節になると流行り出すのがインフルエンザです。まるで春の桜前線が南から徐々に北に上がってくるように、インフォームドの流行も南から徐々に北へと移り、ニュースを賑わせます。しかし、どうして冬になるとインフルエンザは流行り出すのでしょうか。インフルエンザ菌(正確にはウイルス)は1種類だけではなく複数存

2020年06月03日
シンメトレルの成分と効果、副作用

シンメトレルはアマンタジン塩酸塩を主成分とし、主にドーパミンやセロトニンなどの脳内神経伝達物質に働きかけます。この成分は、例えば脳梗塞の治療後に見られる意欲低下などの後遺症を改善します。また神経伝達物質のドーパミンは、神経間の伝達を強化するため、シンメトレルはパーキンソン症候群の改善に効果を現します

2020年04月15日
ラピアクタの成分と効果、副作用

ラピアクタは抗ウイルス薬のひとつで、ウイルスの増殖を阻止する効果があります。抗ウイルス薬の中で唯一静脈への点滴によって投与するタイプのお薬で、日本では医療機関で入院患者に対して使用されます。15~30分かけて点滴静注で投与します。大抵の場合、1度の点滴だけで済みます。ラピアクタは即効性が非常に高く、

2020年03月01日
イナビルの成分と効果、副作用

イナビルの有効成分はラニナミビルオクタン酸エステルという物質です。これは粉末になっており、その粉を吸入することで効果が発揮されます。イナビルの有効成分ラニナミビルオクタン酸エステルはノイラミニダーゼインヒビターという種類の物質です。ウイルスの表面にはノイラミニダーゼという酵素が存在します。ウイルスは

2020年01月24日
リレンザの成分と効果、副作用

リレンザは気道や肺の細胞に感染したウイルスの増殖を阻止するための抗ウイルス薬です。発症を予防する目的で使用されることもあります。リレンザは飲み薬ではなく、口から薬剤を起動や肺に吸引するタイプのお薬です。服用方法ですが、専用の吸入器具を口にくわえて薬剤を一気に吸い込みます。気道や肺などのウイルスが感染

2019年12月16日
タミフルの成分と効果、副作用

タミフルについて、ご存知の方も多いでしょう。オセルタミビルを主成分としており、A型とB型のインフルに加え、新型の物にも効果があります。このオセルタミビルという成分には、ウイルスの増殖を助ける、ノイラミニダーゼという酵素を阻害する働きがあります。特に、感染したなと思ったら、早めに病院に行って処方をして

2019年11月08日
子どものインフルエンザ初期症状

子どもの場合にはインフルエンザの初期症状として寒気が挙げられます。寒気は子ども特有の初期症状で寒気がした段階では熱は出ず、24時間以内には高熱が出ます。およそ38.5度以上の高熱が出ていればインフルエンザである可能性が高いです。寒気が起こる原因としてインフルエンザのウィルスと戦うために体温を上げる必

2019年10月13日
インフルエンザ初期症状の時に人に会ってもいいか

インフルエンザウイルスは非常に強い感染力を持ち、人体の細胞に感染した後の増殖スピードが非常に速いという特徴があります。インフルエンザに感染すると、ウイルスが気道や肺などの細胞に入り込んですぐに増殖を開始します。潜伏期間には体の免疫が働かないため、増殖を開始したウイルスは体内で爆発的に増加します。ウイ

2019年09月17日
インフルエンザは初期症状の時点で薬を飲んでもいい?

毎年冬の時期になると、世界各地でインフルエンザの流行が起こります。インフルエンザはウイルスによって発症する病気なので、抗生物質が効きません。そのため従来はインフルエンザに罹患したら体の免疫系がウイルスを除去するのを待つしか方法がなく、積極的な治療ができませんでした。最近はインフルエンザウイルスの増殖

2019年09月01日
インフルエンザと風邪の一番の違い

「風邪」と日常的に使用していますが、医学的にそのような病気はなく、いろいろな感染症の総称として風邪と呼んでいるのです。インフルエンザと一般的な風邪を比べてみると、一番大きな違いは感染力にあるといえます。通常の風邪であれば、さほど感染力が強いわけではなく、まわりに広く感染させるということはありません。

2019年07月31日